自分自身、Kitmillが完全なフライス盤デビューでして、当初は全く使い方がわかりませんでした。
基本的な操作の流れはオリジナルマインドさんの説明書を参考にすれば問題ないと思います。
知ってる人が見たら「何をアホなことを......」と思う内容ばかりですが、自分が使っていて感じた違和感、なるほどと思ったことをまとめてみます。
[図1] 赤枠の部分のワーク座標を指定する必要がある。 |
[図2]原点がセットした材料のどこになるかは CAMソフトで決める必要がある |
1.切削動作はワーク座標の0点が基準
MeshCAMなどのCAMソフトではX,Y,Zそれぞれの軸に対し、どう動かすかを指定しています。その基準となる位置はUSBCNC.exeで決める必要があります。図1の赤枠内に座標がありますが、この「ワーク座標」を狙った位置で0にリセットしてやる必要があります。
ではこの0点がどこになるのか。それはCAMソフト側で決めてあげる必要があります。[図2]にあるように、MeshCAMの場合はプログラム上の0点の位置に3Dの矢印が表示されています。デフォルトでは材料の左手前になっていますが、任意に変更することができます。
ちなみに私の場合はデフォルトの左手前を0点にすることが大半です。場合によっては中央を0点にすることもありますが......。
ちなみにこの0点、必ずしも材料のホントの端っこにする必要はありません。
2.一度の切削で完成しない
これこそまさにアホな考え!CNCフライスはプログラムを読ませて、切削をスタートさせればあとは待っているだけで完成する......
そう思っていた時期が私にもありました。
実際にはそうならない場合が大半です。
まずは大き目のエンドミルで荒削りをしてから、細いエンドミルで仕上げる場合がほとんどです。そうしないと、切削時間が物凄いことになります。
そのため、実際には「プログラムの読み込み → エンドミルを変えて切削」という操作をする羽目になります。
実際にはそうならない場合が大半です。
まずは大き目のエンドミルで荒削りをしてから、細いエンドミルで仕上げる場合がほとんどです。そうしないと、切削時間が物凄いことになります。
そのため、実際には「プログラムの読み込み → エンドミルを変えて切削」という操作をする羽目になります。
[写真1] 一度JOGモードでスピンドルを上昇させ、 エンドミルを交換します。 |
手順としては以下の通りです。
- JOGモードでスピンドルを上昇させ、エンドミルを交換する。ここではエンドミルの高さは適当でよい。セットしてある素材に干渉しないよう、できるだけ高い位置にしておくとよい。
- JOGモードでエンドミルをX,Y軸方向に動かし、セットしてある素材の未加工部分の上まで持っていきます。
- JOGモードを使ってZ軸方向にスピンドルをゆっくりと下げていきます。エンドミルが素材にぶつかりそうになったらエンドミルを固定しているイモネジを緩め、エンドミルが素材の上面に当たるようにセットしZ軸のみ0点リセットをします。
- 0点リセットが終わったらJOGモードでZ軸方向にちょっとだけ上昇させておくと、自動切削開始時に素材の上面に傷が入るのを防ぐことができます。
という感じで、長くなりましたので残りは次回に続きます。
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